2009年2月22日日曜日

xmonad と Vimperator で快適netbookライフ

最近筆者は外ではネットブック ASUS EEEPC 1000H を愛用してます。

HDD モデルなので少し重いのが玉に傷ですが、とにかく安くて使えるPCなので文句は言わない(VAIO type P 欲しいよう)。

で、EEEPC なのですが、ネットサーフィンをするには重大な欠点が2つあることに気づきました。
その欠点とは
  • 画面が小さい
  • ボタンが固い

の2点です。

画面が小さいのは最初から分かっていたのですが、ボタンが固いのは盲点でした。1000Hの鉄板のようなボタンは左右どちらのクリックをするにしても指が疲れます。

鉄板のようなタッチパッドのボタン

そこでユーザーインタフェースを変えて、この問題を解決してみました。
基本的にはとにかく「マウスを使わないようにする」というただ一点です。

まず、私はDebian Linux ユーザーなのでウィンドウマネージャーをxmonadに変えました。これでアプリの起動や画面の移動、配置の変更などが Alt+Space だけでできるようになります。
インストールはDebian Linuxであれば簡単で

$ aptitude install xmonad

だけで完了です。

次にFirefoxをvi風にキーボード操作だけで動かすことのできるプラグインVimperatorを以下のサイトからインストールしました。
http://vimperator.org/trac/wiki/Vimperator
これでFirefoxをほぼマウスを使わずに操作することができます(ただし、GmailなどJava scriptを多様したサイトは苦手な模様)


xmonad はLinuxユーザーしか使えませんが、Firefoxはwindowsでも使えるのでVimperatorはおすすめです。

xmonad の使い方は mod というのがデフォルトでは Alt キー のことを指すということと、Shift + mod(Alt) + Enter でコンソールウィンドウが開くということを知っておけば

$ man xmonad

するとだいたいわかります。私はコンソールウィンドウの開き方が分からなかったのでどうすることもできずハマりました。

Vimperator は以下のコマンドを覚えておけば大体なんとかなるでしょう
  • "f" リンクの番号を表示する、番号を入力(重複する場合はさらにEnterキーを押す)すると現在の画面で開く。
  • "F" リンクの番号を表示する、番号を入力するとタブで開く。
  • "gh" ホームページに移動する(go home)
  • ":o someurl" urlを入力したサイトに移動する
  • ":t someurl" urlを入力したサイトをタブで開く
  • "ESC" f,F その他のコマンドをキャンセルし、コマンド入力モードに戻る。
  • ":set go=bTm" メニューを表示する。"b"ブックマークバー、"T"ツールバー、"m"メニューバーの意味
  • ":help" ヘルプを表示する

一月程前から使っていますが、すっかり気に入りnetbook以外の環境もxmonadとVimperatorになってしまいました。もちろんnetbookでも快適にネットサーフィンできています。

netbookメーカーの方々は、小さい画面の解像度を無闇やたらに上げないで、ブラウザの操作方法を変えることで使いやすくできないか考えて欲しいものです。mozilla.orgにお布施して標準機能に特定のキーで操作できる機能を入れてもらうとかの戦略もあると思うのですが。