2009年3月5日木曜日

金融工学批判について思うこと

最近世界経済がえらいことになっています。
特に金融工学がやり玉のひとつに上がっているので初歩の統計しか知らない人間ながら思うことを書いてみました。

金融工学もみんなが普通に使ってる平均とか、分散と同じで正しく使えば有用な場面はいっぱいある。
でも間違えて使えばえらいことになる。

金融工学は過去のデータとモデルからリスクを求めるものなので、
正しく使えば許容リスクいっぱいまで自分の手持ち資金を流用できる。死蔵金が無くなるので社会も活性化する。
金融工学は今後も生命保険とか、消費者金融、住宅ローン(一般的なもの)には十分適用可能だと思う。

でも、過去のデータが摘要できなかったり、モデルが間違えていたら全然意味が無い。
担保の上に担保を重ねた証券に過去のデータも一般的な商品のモデルも当てはまるわけなかった。


平均体重からエレベーターの定員数を決めるのはありでも
世の中走ってる車の平均時速からパーツの強度決めたらえらいことになる。

そうやって自分の乗っている乗り物を作った結果、世界経済はバラバラに壊れてしまった。
でも、だからといって金融工学そのものを批判するのは間違いなのではないだろうか。