2009年3月12日木曜日

Fineprint で OKI プリンタ B2200n を両面印刷プリンタとして使う

最近不況とともに会社でもカラー印刷禁止が言い渡されました。

我が家でも1年程前からモノクロレーザープリンタ OKI B220n を導入しています。
さらに片面印刷プリンタを両面印刷のように使えるプリンタマネージャ FinePrint ver5 も導入済みです。
それも、まだ好景気の時からです、私にも先見の明があったと言えましょう(ウソデス印刷した紙を置く場所が無かったので両面2upで印刷する必要があったのです)。

今回はこのプリンタ B2200n とプリンタマネージャ FinePrint を紹介したいと思います。

OKI B2200n は沖データから2007年に発売された超小型&高速のモノクロレーザープリンタです。


この当時SOHO&個人向けにDELL, HP, ブラザー 等からポータブルなモノクロレーザープリンタが多数発売されたので、この商品もその流れに乗ろうとした商品の、一つだったのかもしれません。

このプリンタの素晴らしいところはなんといってもそのサイズにあります。321×204×181mmというサイズは半端ではなくオライリーの小型サイズの本より低く、給紙トレイを除けば奥行きも同じ本の高さより短くなります。



プリント性能も申し分なく毎分20ページ、つまり三秒で一枚の印刷が終了するというのはレーザープリンタならではと言えるでしょう。
モノクロプリンタで私は困ったことがないのでこれだけ揃えば私には十分です。主に印刷しているのはマニュアルなどのドキュメント、Google MAP、食べログの店舗情報等ですがこれらは特にカラーである必要がありません。写真を印刷しない人ならおそらく問題ないと思います。

ただし、このプリンタ両面印刷機能に対応していません。さらにドライバにも両面印刷機能が無いので、wordのように偶数ページ、奇数ページのみ印刷ができるソフトウェア以外は両面印刷ができなくなってしまいます。これ、非常に私には大きい問題で、片面印刷 + 高速プリントのコンボで一瞬のうちにプリントした紙の置き場所がなくなってしまうことになるのです。

そこで FinePrint の出番になります。 FinePrint はアメリカの FinePrint Software, LLC で作られたプリンタ用紙節約用のソフトウェアです。
日本では日本システムディベロップメントが販売しています。
http://www.nsd.co.jp/share/fineprint/

FinePrintをインストールするとアプリケーションからはプリンタドライバとして見えるので、どのソフトウェアから印刷を行っても最初にFinePrintのソフトウェアが起動し、片面、両面印刷の設定、一枚の紙に印刷するページ数の設定、さらにぺージ順の変更や削除がプレビュー画面を見ながらできます。
この機能が本当に便利で、片面印刷プリンタを両面プリンタとして使うことができる上に、webサイトなどの印刷でよくある、最後にほとんど白紙のページがまるまる一枚印刷されるといった無駄を防ぐことができます。エコですエコ。


両面印刷プリンタを導入するコストが省け、さらに細かい設定で印刷量を削減することができる FinePrint は不況時代を乗り切る必須アイテムと言えるでしょう。
プリンタもしばらくは OKI B2200n を使い続けるつもりです。カラーインクジェットよりモノクロレーザープリンタはインクカートリッジ安いし、長持ちするし。
まあ、Kindle2 買って一気にペーパーレス時代に突入してしまうのも有りなのですが...。

なお、FinePrint 5のVista 対応については、どうやら設定を少しいじることで使えるようです(下記のページに紹介がありました)
http://www.koutou-software.co.jp/junk/customize-vista.html


2009年3月5日木曜日

金融工学批判について思うこと

最近世界経済がえらいことになっています。
特に金融工学がやり玉のひとつに上がっているので初歩の統計しか知らない人間ながら思うことを書いてみました。

金融工学もみんなが普通に使ってる平均とか、分散と同じで正しく使えば有用な場面はいっぱいある。
でも間違えて使えばえらいことになる。

金融工学は過去のデータとモデルからリスクを求めるものなので、
正しく使えば許容リスクいっぱいまで自分の手持ち資金を流用できる。死蔵金が無くなるので社会も活性化する。
金融工学は今後も生命保険とか、消費者金融、住宅ローン(一般的なもの)には十分適用可能だと思う。

でも、過去のデータが摘要できなかったり、モデルが間違えていたら全然意味が無い。
担保の上に担保を重ねた証券に過去のデータも一般的な商品のモデルも当てはまるわけなかった。


平均体重からエレベーターの定員数を決めるのはありでも
世の中走ってる車の平均時速からパーツの強度決めたらえらいことになる。

そうやって自分の乗っている乗り物を作った結果、世界経済はバラバラに壊れてしまった。
でも、だからといって金融工学そのものを批判するのは間違いなのではないだろうか。